2025/03/18 16:08
紐(ひも)はかなり危険
猫と遊ぶといえば「猫じゃらし」。
このおもちゃは、人間と遊ぶ時だけ成立するおもちゃで、遊んだ後は必ず猫の手が届かない場所へ片付けないといけないの知ってましたか?
猫じゃらしには、ひもや、細かいパーツなどお見込めるサイズのものがたくさん付いてて、猫の興味を引くのにはもってこいのおもちゃですが、人間が遊んであげるから大丈夫なものであって、出しっぱなしにして、いつでも猫が触れるようにしていてはいけないものなんです。
もし食べたり飲み込んでしまったら
もし出しっぱなしにして、ひもを飲み込んだり、食べてしまったらどうなるか知っていますか?
最悪、体の中で詰まってしまって、苦しみ、緊急開腹手術で取り除くか、間に合わない場合は死に直結します。
そして、万が一、片方の先が口から出ていて、もう片方がお尻から出ていた場合は絶対に引っ張ったりしないで!
ください。もし引っ張ってしまったら、内臓を傷つけて、出血したり、穴が空いたりして、それこそ回復する見込みがなくなります。すぐに病院へ連れて行ってください。
キャットタワーの落とし穴
猫たちが大好きなキャットタワーを置いている飼主さんたちも多いと思います。
そのキャットタワーには、柱にひもを巻きつけて爪研ぎができるようになっているものも多いと思います。
今「あっ!」って思った方、そうなんです!あのひも、だんだん外れてきて、ダラーんとぶら下がってきたりしてませんか?あのひもで遊んでてちぎって飲み込んで、腸閉塞になる子もいるんです。
見つけたら、すぐに切り取ってください。
猫じゃらしのパーツの危険性
植物の猫じゃらしを模して作ってあるおもちゃって、ひもじゃなかったりしますが、先のもふもふの部分が危険なんです。遊んでいるときに根本を噛み切って丸ごと飲み込んでしまう事があります。
昔、我が家の猫も出しっぱなしにしてあるおもちゃで遊んで先を丸ごと飲み込み、何日もうんちが出ず、食欲もなくなり、最後にそのままの状態のおもちゃの先を吐いて出した事があります。うまいこと全部はきだしてくれたのでよかったものの、開腹手術の一歩手前でした。
小さなパーツは大丈夫?
小さなパーツだと万が一飲み込んでもうん人一緒に出てきそうだから大丈夫だろうと思う飼い主の方たちもいると思います。でも、大丈夫じゃないことも多いんです。
カシャカシャ音のするような素材や、可愛く見せるためのパーツって形が鋭い事が多く、いったん体の中に入ってしまうと、粘膜や組織を痛め傷つける凶器となります。知らないうちに内臓が傷つき、出血して大変なことになることもあります。
片付ける事は一番重要
猫と楽しく遊んだ後は、おもちゃを片付ける。
それだけで、上に書いたような事が起きる心配は全くなくなります。
大切な愛猫が辛い目に合わないためにも手の届かない場所へ片付けることを強くお願いします。
ウールサッキングじゃなくても起きる
今回書いた内容は、ウールサッキング症状がない猫たちに起こる誤飲のお話です。
うちはウールサッキング猫じゃないからと言ってスルーするのではなく、どの猫にでも起こりえることと自覚してもう一度お部屋を見回していただけたらと同じ猫好きとして思います。